重要!可視光線透過率測定器PT-500 エラー(結露発生)

重要!可視光線透過率測定器PT-500 エラー(結露発生)


梅雨時期以降、PT-500での測定不能、校正(感度校正)が出来ない、測定数値がおかしいとの不具合のご相談をよく受けます。
調査すると、そのほとんどがPT-500に結露が起きた症状です。

空調や朝一などPT-500が冷えた状態で気温の高い(湿度の高い)環境に持ち込むと結露が起きます。

PT-500機械内のLED、受信センサー部に結露が起きると、測定不能・校正不能・測定数値に大きな誤差が発生します。

一度、結露が起きると数時間~、正しい数値の測定が不可能です。


▪結露を疑う場合
数時間~半日ほど測定環境と同じ温度で乾燥した状態にしてください。
その後正しい校正が出来れば結露が無くなり回復しています。


▪結露を起こさない為に
温度変化を起こさせない(特に湿度が高い時)
夏場、エアコンが入る環境にPT-500を持ち込まない
(常時エアコンの入る、温度変化の無い環境で使用する場合はその限りでない)
冬場、暖房の入る室内にPT-500を持ち込まない


PT-500は精密機械です。温度変化が大きい環境では正しい数値での測定ができません。
測定環境と同じ温度に保管して温度の安定した状態で、校正(感度調整)して使用すると正しい高精度な測定が可能です。


※オレンジ色の小さな3点のLED発光とその受光で位置合わせを行っています。
1点でも発光・受光の数値が落ちると測定開始ができません。
3点とも、結露を起こさせない、清潔な状態を保ってください。


※清掃はポンプ式のエアダスターをご使用ください。


測定方法、使用方法は下記でご確認お願いいたします。

可視光線透過率なぜぶれる?②可視光線透過率の正しい測り方PT-500 の測定
https://www.filmshop.jp/news-detail/332

可視光線透過率測定器 PT-500 操作方法解説
https://www.youtube.com/watch?v=NcNzZatpxXE



不具合、ご質問や、使用方法のご相談はこちらまでお願いいたします。
https://www.filmshop.jp/page/31