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光学スペック表
【※注意】
スペック記載の数値は全て実測値であり保証数値ではございません。仕様変更・ロット変更等により予告なく公表数値を変更する場合がございます。
変更時など、商品ページ・カタログ・サンプルなどの数値と相違が発生することございます。
こちらの光学スペック表が最新で優先と理解をお願いいたします。
フィルムメーカー様からの供給品はメーカー公表値とさせていただきます。
自動車用カーフィルム 光学スペック表
フィルムスペック・規格の説明 (2026/3/18)
- フィルム厚:
Film thicknessコシ、強度の目安
規格:JIS A5759 JIS S3107 -
µm(マイクロメートル)
※参考
10µm=0.01mm
100µm=0.1mm
µm(マイクロメートル)= micron(ミクロン)
カーフィルム:
フィルムPET(基材)厚のみを表します。(剥離ライナー・接着剤・ハードコーティング層の厚みは含まれません)
一般的に25µm~50µm程度
厚みが薄い:熱成型特性が良い事が多い
湾曲、熱線などのなじみが良い
厚みが厚い:コシがあり取り回しが有利、DIYアマチュア施工にお勧め
建物フィルム:
フィルム全厚(剥離用ライナーを除く 接着剤、ハードコートを含みます)表記をしています。
目的により厚みが違います。
日射調整フィルム 45~120µm程度
飛散防止フィルム 50µm~
防犯フィルム 175~400µmなど
- 可視光線透過率:
VLT(Visible Light Transmittance)人間の目の感度、色の規格
明るさ、暗さの目安
見えにくさプライバシー効果の目安
規格:
JIS A5759 建築窓ガラス用フィルム
JIS S3107 自動車窓ガラス用フィルム
JIS R3212 自動車用安全ガラス試験方法
道路運送車両の保安基準
細目告示別添37窓ガラス技術基準
など
引用規格:
ISO 9050
JIS R3106 板ガラスの透過率
JIS Z8701 色の表示方法
JIS Z8781-3 CIE三刺激値
JIS Z8781-2 CIE測色用標準イルミナント -
可視光線:人間の目で見える光の波長 380nm~780 nm
可視光線透過率:視感透過率とも呼ばれ定められた光に対して人間の目の感度で色と光の強さを測定した数値
主に2種の規格と、2種の測定方法(測定装置・測定器)があります。
「さらに詳しく」数値(%)が小さいほど濃くプライバシー効果が高まり、数値(%)大きいほど色が薄く無色透明になります。
カーフィルム:
~3%超濃色(スーパーブラック)5%~10%程度が濃色 20%~30%程度がプライバシーガラス程度 50%~淡色
外から車内を見せたくないなら5%未満など
暗くならない、フィルムを感じさせない 50%~
無色や透明に感じる 70%~(ニュートラル色)
前面ガラスに貼るなら85%~(下記参照、測定を行う事)
建物用フィルム:
眩しさを抑えたいときは15%以下などを
プライバシー効果を高めたいなら30%以下などを
室内から暗さを感じさせたくない時は50%以上の物を
外から色や見えにくさを感じさせたくない時は65%以上のニュートラル色の物を
フィルムを感じさせたくないなら80%以上の無色の物をお勧めします。
可視光線透過率は規格・技術基準、試験方法・測定方法が定められています。
1)
・JIS S3107( 自動車窓ガラス用フィルム)
・JIS A5759 (建築窓ガラス用フィルム)
「CIE 標準光D65の分光分布x視感度 から得られる重価係数を乗じて加重平均によって可視光線透過率を求める」分光測定 ~積分 (3mmフロートガラスに貼付し測定)
※フィルムメーカー・カタログ・サンプルはこちらの数値で公表されている事が多い
2)
・保安基準 別添37窓(ガラス技術基準)
・JIS R3212 (自動車安全ガラス)
①分光測定法「 CIE 標準光A の分光分布 x刺激値(感度)Y =百分率で表した値を可視光線透過率とする」 分光測定器で測定~積分
②直接測定法「色温度2856±50K の白熱電球 x 等色関数y =百分率で表した値を可視光線透過率とする」 可視光線透過率測定器(PT-500など)で測定
※保安基準に求められる数値はこちらの規格・技術基準
※ご注意ください
・測定光源の違いより 1)D65光源と 2)A光源は 数値に違いが起きます。
・測定波長・範囲、受光感度の違いにより可視光線透過率 とLED簡易測定器(ガラス透過率測定器 ・ティントメーターなど 550nmなどの分光透過率を測定)の測定数値は違いが起きます。
保安基準第29条4項6号 によりフィルム類が貼付された前面ガラス(フロントガラス、フロントドアガラスなど)はフィルムを貼付した状態で70%以上の可視光線透過率が必要です。
詳しくは
自動車フィルムの法規制条文 道路運送車両の保安基準29条他(道路運送車両法 道路交通法)
https://www.filmshop.jp/news-detail/197
- 可視光線反射率:
VLR(Visible Light Reflectance)ミラー感、ギラつきの目安
規格:JIS A5759 JIS R3106 ISO 9050 など -
金属を含むフィルムの反射の目安、数値(%)が大きいほどミラー感が高まります。
- 日射 [透過率・反射率・吸収率]:
Solar [Transmittance・Reflectance・
Absorptance]遮蔽効果を計算する基準数値
熱割れ計算の基準数値
規格:JIS S3107 JIS A5759 ISO 9050
JIS R3106 など -
300nm~2500nmの紫外線~可視光線~赤外線領域の光線を、地表に届く太陽熱のエネルギー分布(重価係数)に乗じて算出した数値です。
(100% -透過率-反射率=吸収率)
遮蔽効果を表す遮蔽係数・日射熱取得率の計算に必要な基準数値
透過率の数値が小さいほど日射熱を遮断
吸収率が高いほど日射熱を吸収
反射率が高いほど日射熱を反射
日射吸収率:ガラスに吸収される熱量を表し建物ガラスの熱割れリスクの計算に必要 (数値が高いほど熱割れリスクが高くなる) - 遮蔽係数 SC 値:
(Shielding Coefficient)熱遮蔽効果、遮熱効果、涼しさ、省エネ効果の目安
規格:JIS S3107 JIS A5759 ISO 9050
JIS R3106 など -
日射熱量を遮る効果をみる指標です。
ガラスを1とし、3mmガラスにフィルムを貼付た時の室内に入り込む日射熱量の割合を表します。
・SC値 =「1(ガラス)」 : 「1(ガラス)+フィルム 」
ガラスにフィルムを貼った時の遮熱効果
建物の空調負荷の低減の目安、省エネ効果、省エネ試算の目安になります。
フィルムを貼付後の省エネ効果の試算用数値(貼付前/貼付後の対比数値)
※数値が小さいほど効果が高い
※室内の日射による温度上昇を防ぐ目安にすると良い
日射(反射率・透過率)に吸収率の修正放射率にて算出された室内側・室外側に伝達する割合を加味して計算されます。 - 日射熱取得率 η値(イータ):
SHGC(Solar Heat Gain Coefficient) 日射熱除去率 :(1-日射熱取得率 )
SSR(Solar Shading Ratio) 熱遮蔽効果、遮熱効果、涼しさの目安
規格:JIS A5759 JIS R 3106 JIS R 3209 など -
上記の遮蔽係数はガラスを1として表しますが、日射熱取得率はガラス無、何もない状態(空気)を1で表します。(遮蔽係数の値より算出します)
日射取得率はフィルムを貼付したガラスの遮蔽効果を表し、遮蔽係数はガラスに対してフィルムを貼付した時の遮蔽効果 表します。
・日射熱取得率= 「 無(空気) 」: 「ガラス+フィルム」
・遮蔽係数 = 「 ガラス 」: 「ガラス+フィルム」
ガラス・サッシメーカー表記や規格では遮蔽係数より日射熱取得率の数値を使用することが多い
日射熱除去率は(1-日射熱取得率 )、日射熱を遮断した数値になります。
ユーザー様などは透過する数値より遮断した数値の方が直感的にイメージしやすいので遮熱効果を伝えるのにお勧めの数値です。 - TSER値 (Total Solar Energy Rejected)規格無 ASTM E424などから算出
-
海外ではよく使われている日射エネルギー除去を表す値ですが規格がありません
TSER ≒ 日射熱除去率 = (1-SHGC日射熱取得率)
日射熱除去率 に近い数値ですが直接の関係はありません
ASTM・ISOの日射透過率・吸収率から算出され、日射熱除去率 との違いは
日射熱除去率(SHGC日射熱取得率)は 日射反射率+日射吸収率の室内/室外への再放射を測定して算出
TSER(Total Solar Energy Rejected)は 日射反射率+ 日射吸収率の室内/室外への再放射を50%/50%~30%/70%など一定数で分け算出
※赤外線分光光度計による垂直放射率の測定を省いた理論値になります。 - 熱貫流率 U値 :(W/m2・K)
U-Factor (Thermal transmittance) 規格:JIS A5759 ISO 9050 JIS R3106 など -
室内/室外の空気温度差が1 ℃のとき、面積1㎡当たり単位時間に通過する熱量
冬季の熱損失の指標で数値が小さいほど性能が良い 、遮熱とは別軸です。
自動車用フィルム、規格無し
建築窓用フィルム、 JIS規格により4.8以下の物から低放射フィルムとして区分される - 紫外線透過率:
USR(UV Shielding Rate) 紫外線遮蔽率 ・UVカット率:
(1-紫外線透過率)
UVT(UV Transmittance) 当社全てのフィルム99%カット
(一部特殊商品除く)
規格:JIS S3107 JIS A5759
ISO 9050 JIS R3106
UPF AS/NZS4399 JIS L1925
ISO13837 など -
紫外線(UV)は内装(シート・ダッシュボードなど)の劣化・退色・肌のピリピリ感・日焼け・シミ・そばかす・皮膚がんなどの原因になります。
フィルムの規格ではUVB 域(300~315 nm)及び UVA 域(315~380 nm)の透過率を重価係数に乗じて計算した値を表記しています。
紫外線波長290〜400nmを計測して評価するスポーツウェアなど繊維製品、日除製品の紫外線防護係数 UPF値も公表しています。
※UPF 50+ はフィルム無しに比べ50倍の紫外線遮蔽能力を有することを示します。
より積極的な紫外線カット商品「スーパーUV400」は、フィルム規格より範囲の広いUVA の全領域(~400nm )を測定して公表しています。 (ISO 13837) - 赤外線(IR)カット率・遮断率等:
IR Cut (Infrared Reject)規格無、規格外
(1-赤外線透過率):=赤外線(IR)カット率 -
IR(NIR:近赤外線)カット率は、遮蔽性能を表す際に用いられることがありますが、フィルムやガラスの光学特性(IR/NIR)を統一的に定める規格がないため、メーカーや国によって表記方法や測定方法が異なります。
地表に届く太陽エネルギー約45%の近赤外線のみで判断せずフィルムの熱遮蔽性能は、フィルムの規格値であり、地表に届く太陽エネルギー分布を考慮した、 規格:遮蔽係数・日射熱取得率(日射熱除去率) で判断してください。
「さらに詳しく」
IRカット率表記は各社が独自の測定方法で数値を公表しているのが実情です。
また、規格や算出に用いる係数が存在しないため、他社製品との比較指標としては適しません。
近赤外線は 780nm〜2500nm と波長範囲が広く、波長によってエネルギー量や地表に到達する量に大きな差があります。一般に、短波長側(780nm付近)のほうがエネルギーが強く、地表に届く量も780nm付近が最も多くなります。
赤外線の遮断率は遮熱効果を直接示す指数ではありません。
IRカット率 ≠ 遮熱性能 です。
当社ブレインテックでは、「赤外線カット率80%=太陽熱(暑さ)を80%カット」といった誤解を避けるため、フィルムやガラスの規格にない指標である「赤外線〜〜率」の公表を控えてきました。
しかし、ユーザー様および施工店様からのお問い合わせが多く、性能の目安の一つとして、また販売促進の観点から、今後は公表してまいります。
当社では、近赤外線(780〜2500nm)の範囲におけるピーク値(最大値)を測定し、公表しています。
※本数値は、遮熱目的に対する効果や、他製品との優劣比較に適した指標ではありません。
他の問題点として、一般に「IRカット率」は IRの透過率(透過量)のみ を基に評価されることが多く、吸収されたエネルギー(吸収率)が後に再放射される影響 が考慮されていません。このため、日射吸収型フィルム と より効率よく熱を遮断する日射反射型フィルム(熱を反射するタイプ) が同じ尺度で評価されてしまう場合があります。
また、紫外線・可視光線・日射の評価のように、波長ごとの寄与を考慮した 重課係数による算出方法が確立されていません。その結果、エネルギーが大きく地表にも多く到達する 780nm付近 の透過率(カット率)と、地表にほとんど到達しない 2500nm付近 の透過率が、同列に扱われて算出・表記されてしまう ことがあります。

なお、海外メーカー等では「赤外線カット率(IRカット率)」のみを表記し、日射・遮蔽係数等を公表していない場合があります。これは高額な測定機器を保有していないこと等が理由と考えられ、IRカット率が 1000nm付近 や 1500nm付近 など、簡易測定器による特定波長のピンポイント値であるケースが多く見られます。
参考資料
ISO 9050 ISO 9050
Glass in building — Determination of light transmittance,
solar direct transmittance, total solar energy transmittance,
ultraviolet transmittance and related glazing factors
JIS R 3106 板ガラスの透過率・反射率・ 放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
JIS A 5759 建築窓ガラス用フィルム
JIS S 3107 自動車窓ガラス用フィルム
ASTM E424 - 71
Standard Test Methods for Solar Energy Transmittance and Reflectance (Terrestrial) of Sheet Materials
JIS R 3212 自動車用安全ガラス試験方法
道路運送車両の保安基準 第29条(窓ガラス)
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示〈第3節〉第195条(窓ガラス)
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 別添別添37(窓ガラスの技術基準)
Publication CIE No.15





